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 政情不安が続く南米ベネズエラで22日午後、再び大規模な停電が発生した。現地報道によると、停電の範囲はほぼ全土に及んだ。マドゥロ政権は「発電所が電磁波攻撃を受けた」と発表した。

 現地報道などによると、停電が発生したのは22日午後4時40分ごろ。カラカスで地下鉄が止まったほか、各地で信号や通信機器が使えなくなるなどした。

 暫定大統領就任の宣言からまもなく半年になるグアイド国会議長は、政権が配給制度や電力システムの維持管理ができていないと批判。23日に政権への抗議集会を呼びかけている。

 ベネズエラでは今年3月以降、大規模停電が頻繁に発生。マドゥロ政権は、敵対する米国によるサイバー攻撃や電磁波攻撃と主張してきた。しかし、チャベス前政権で電力相だったエクトル・ナバロ氏は、朝日新聞の取材に「送電設備周辺で草刈りを怠り山火事が起きるなど、施設の管理不足が停電の原因だ」と語った。(ニューヨーク=岡田玄)