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 米中通商協議が、月内に再開される見通しになった。米ブルームバーグ通信は23日、ライトハイザー米通商代表ら交渉団が29日から3日間、上海を訪れ、中国の劉鶴(リウホー)副首相らと会談する予定だと報じた。ただ、中国による知的財産侵害や構造改革など、対立の核心となるテーマでどこまで歩み寄れるのかは不明だ。

 対面での高官級協議は5月にいったん中断していたが、6月末の米中首脳会談で再開に合意。電話協議などで調整を進めていた。会談にはムニューシン米財務長官と鍾山・中国商務相も加わるという。

 カドロー米国家経済会議議長は23日、記者団に「中国への出張があるだろう。近く中国が農産物を買い始めるのを期待する」などと語った。米政権は、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への制裁緩和も検討している。

 通商協議の再開で米中摩擦が和らぐとの期待から、23日のニューヨーク株式市場は、大企業でつくるダウ工業株平均が続伸。前日比177・29ドル高の2万7349・19ドルで取引を終え、15日につけた史上最高値にあと10ドルまで迫った。(ニューヨーク=江渕崇)