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 24日の全国高校野球選手権奈良大会・始球式では奈良リトルリーグ(奈良市)の藤本翔磨君(小6)が投球した。野球を始めてまだ1年経っていない藤本君。人生で初めて立った球場のマウンドから投げたボールは見事ストライク。「緊張しました。友達はテレビで見てくれていたかな」。ほっと安心した表情で話した。

 父・好宏さん(47)によると、始球式で投げることが決まった1カ月前から「今までにないほど練習に力が入っていました」。帰宅後、普段はあまりしない素振りにも積極的に取り組んだ。

 特訓のかいもあって、始球式で投げた白球は藤本君自身も「びっくり」と言うほどうまく投げられた。野球を始めた当初は始球式の半分の距離でさえ投げたボールはノーバウンドで届かなかった。「やっぱ、練習って大事やな」。ぽつりとつぶやいた藤本君。「練習を続けて、将来は甲子園に出られるような選手になりたいです」(福岡龍一郎)