マラー元特別検察官が議会で証言「大統領潔白ではない」

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ワシントン=土佐茂生
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 2016年の米大統領選をめぐる「ロシア疑惑」で捜査を指揮したマラー元特別検察官が24日、米下院公聴会で証言した。議会での証言は、捜査報告書をまとめてから初めて。野党・民主党が、トランプ大統領の疑惑についての踏み込んだ発言をどれだけ引き出せるかが焦点だ。

 マラー氏は捜査中から公に姿を見せず、3月22日、2年近くに及ぶ捜査結果をまとめた448ページの報告書を司法省に出した後も、5月29日に捜査終結と特別検察官辞任を発表する記者会見を開いただけだった。

 マラー氏はこの日、下院司法委員会に出席。焦点の一つ、選挙戦に介入したロシアとトランプ陣営の共謀に関し、ロシアが選挙に介入したことを解明したが、犯罪としての共謀は「なかった」と説明した。

 もう一つの焦点だった、トランプ氏が捜査に介入したとされる司法妨害疑惑については、マラー氏は「現職大統領は訴追できない」との司法省の内規があるため、トランプ氏の行動が司法妨害に当たるかどうかの判断を見送ったとの主張を強調した。

 ただ、ナドラー委員長から「大統領は完全に潔白か?」との問いには「違う」と回答。さらに大統領が辞めた後、訴追される可能性があるかと聞かれ「ある」と答えた。トランプ氏の疑惑はなお残っているとの考えを強調した。

 攻める民主党は、マラー氏か…

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