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(24日、高校野球静岡大会 静岡9-2韮山)

 静岡市の主婦田中広美さん(51)が、地元の静岡側ではなく、韮山の応援席に陣取った。12年前の夏、テレビのダイジェストで、シード校に接戦で敗れた2年生投手の涙を見て以来の「韮山の追っかけ」だ。

 翌春には実際に球場へ。当時は珍しかった長髪の選手。監督は円陣で二言三言。指示は選手が出していた。個性的なチームに「はまってしまった」。公式戦はもちろん、できる限り練習試合にも駆けつける。選手には恥ずかしくて声をかけられないが、スタンドでは有名人だ。

 今年のチームは投手が打ち込まれれば打線が、打線がしめりがちなら投手が頑張っているという。「いつにも増して粘り強いチームなんです」と誇らしげに話した。=浜松(須田世紀)