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 三重県鈴鹿市で昨年5月、解体作業員横山麗輝(よしき)さん(当時25)が絞殺された事件で、殺人と暴行の罪に問われた妻の横山富士子被告(46)=鈴鹿市=の裁判員裁判が24日、津地裁であり、検察側が懲役17年を求刑して結審した。判決は30日に言い渡される。

 起訴状などによると、富士子被告は上山真生(まお)受刑者(30)=殺人罪などで懲役14年確定=と共謀し、昨年5月13日未明、横山さんの自宅で横山さんに暴行。富士子被告が鈴鹿市内で経営していた飲食店に逃げ込んだ横山さんの首を延長コードで絞めて殺害したとされる。

 検察側は論告で2人で計画を立てた犯行だったと指摘。不倫関係にあった上山受刑者と一緒になるために横山さんを殺害したという動機は「身勝手で酌むべき事情はない」と主張した。

 弁護側は上山受刑者が突発的に殺害を決意し、主導したと主張。富士子被告の役割は上山受刑者よりも小さく、反省もしているなどとして「重くとも懲役10年がふさわしい」とした。