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 長崎県佐世保市から平戸、松浦両市を経て佐賀県有田町を環状に結ぶ第三セクター松浦鉄道(MR)の沿線6市町と両県でつくる連絡協議会(会長=朝長則男・佐世保市長)が24日に開かれ、MRの今里晴樹社長は、今秋の消費税率の引き上げに伴う運賃の値上げはしないことを明らかにした。年間で1400万円の減収になるという。

 MRは、2014年度から10年間の経営改善計画で前期の5年間は500万円の欠損を見込んでいた。だが、5年目の18年度末までに5120万円の利益を積み上げたと報告。16年春に行った運賃値上げや、創業30周年の記念事業の積極展開による一般客数の伸びが功を奏したとみられる。

 また、16年の運賃値上げが消費税率の引き上げを織り込んでいたことなどもあり、今里社長は10月に消費税率が2%上がっても運賃のスライド値上げはしないと表明。それに伴い今年度後半の半年間で700万円の減収を見込んでいる。

 一方、観光客の利用を増やすため、年度内に沿線の見どころ地図を作る計画を発表。平戸市の黒田成彦市長はこれに絡めて、朝夕に佐世保―佐々間のみで運行している計8本の快速を、観光客も利用しやすいように日中も全線で運行してはどうかと提案。今里社長は「ありがたいお話。検討したい」と応じた。(原口晋也)

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