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(24日、高校野球三重大会 海星7-2暁)

 七回、1点を追う暁のマウンドで、先発の西本竣哉投手(3年)は何度も汗をぬぐった。2死満塁から海星の中川健翔選手(3年)に投じたチェンジアップは走者一掃の三塁打。右手を腰に当てたまま、しばらく立ち尽くした。

 いとこで阪神の西勇輝投手をはじめ野球をしている親族が多く、小学2年から野球を始めた。近年、力をつけている暁に進学し、昨夏も8強に進出した。

 準々決勝は「チームは最高の雰囲気。打たせて取る投球で勝つ」と挑んだ。連投の疲れはなく、調子も良かったが、変化球を次々と打ち返された。

 「やり切ったので悔いはない」と試合後はすがすがしい表情を見せた。昨夏に続き、西投手は3回戦を松阪球場まで見に来てくれて、試合後に「よく投げたな」と声をかけられた。「西投手へ『全力を出しました』と伝えたい」。大学でも大好きな野球を続け、憧れの存在に少しでも近づくつもりだ。