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 宮崎県高千穂町の農業飯干保生(いいほしやすお)さん(当時72)方で昨年11月、飯干さんの家族ら男女6人の遺体が見つかった殺人事件で、県警は24日、死亡した次男の昌大(まさひろ)容疑者(当時42)を殺人の疑いで容疑者死亡のまま宮崎地検に書類送検し、捜査を終結したと発表した。

 県警によると、昌大容疑者は昨年11月25日夜ごろ、自宅敷地内で飯干さん、飯干さんの妻実穂子さん(当時66)、昌大容疑者の長男拓海さん(当時21)、知人の松岡史晃さん(当時44)=同県五ケ瀬町=を山刀2本(マシェット、いずれも刃体約30センチ)で切りつけて殺害。昌大容疑者の妻美紀子さん(当時41)と長女唯さん(当時7)は、手で首を絞めて殺した疑いがある。

 昌大容疑者が自室にしていた和室で発見された山刀には保生さんと実穂子さんの血痕が、寝室の畳に突き刺さった状態で見つかった山刀には拓海さんと松岡さんの血痕が、それぞれあったという。昌大容疑者の衣服から被害者の血痕が検出されたことや、第三者の介入を裏付ける証拠がなかったことなどから、県警は「単独犯と特定した」と説明した。犯行動機は判明しなかったとした。

 昌大容疑者は事件後、自宅から2・5キロ離れた町内の川で遺体で見つかっていた。県警は橋から飛び降り自殺したと特定した。