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(24日、高校野球愛媛大会 新居浜西6-4新居浜南)

 “新居浜ダービー”となった西条市ひうち球場の第2試合。新居浜西と新居浜南が二転三転の好試合を演じた。

 「最後は力んでしまって……」。敗れた新居浜南の鈴木大誓主将(3年)は、空振り三振で最後の打者となった九回の打席を振り返った。「父に勝つというより、西に勝ちたかった」

 鈴木君は、対戦した新居浜西の鈴木一宏監督の三男だ。長男は新居浜西のサッカー部、次男も新居浜西の野球部で活躍したが、鈴木君は新居浜南の野球部を選んだ。父とはこの日朝、「お互いいい試合をしような」と声をかけあい、別々に家を出たという。

 試合後、「父にかける言葉は?」と聞かれた鈴木君は、「別にないです」とひと言。一方、新居浜西の鈴木監督は「(息子は)犠飛で1点を挙げたが、調子はよくなかった。悔しい思いをしているのでは」と、我が子を思いやった。(矢野裕一、寺尾康行)