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(24日、高校野球宮城大会 仙台南7-0松島)

 松島の松渕海星(かいと)投手(3年)は小原一志監督との約束を胸にマウンドに向かった。「今大会は最後までお前に任せる」。前の試合は延長十三回のタイブレークを完投。中2日での登板にも、「肩が少し重いぐらいで全然行ける」と思った。

 一回、自慢の直球を右翼席へ運ばれても下を向かない。その後は直球の球威が増し、六回までは計2安打。七回に疲れから制球が甘くなり、追加点を許したが、九回のマウンドでは決めていたことがあった。

 「ラストなんで明るく行こうと」。意識して笑顔をつくった。長打で1点を許しても、周囲に白い歯を見せた。最後は腕を振って二ゴロと中飛に抑えた。ベンチ前で仲間とグラブをたたいて喜んだ。

 3試合で計479球を投じた。「小原先生との約束を守れた。目標の8強は達成できなかったが、自信になった」。大学でも野球を続けるつもりだ。(志村英司)