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 認知症の特徴や進行状況によって受けられる支援などをまとめた「認知症安心サポートガイド」(認知症ケアパス)を、長野県須坂市が初めて作った。担当者は「認知症という言葉に抵抗感のある人も少なくない。まずは相談してもらい、かかわり方など困っていることを一緒に考えていく一助になれば」と話している。

 ガイドではまず、「同じ話を無意識に繰り返す」など、10のチェック項目で認知症の可能性を診断。加齢による「もの忘れ」との違いや、認知症の主な種類や症状などを解説している。その上で、認知症の疑いから軽度、中度、重度と段階別に症状や介護者の対応のポイント・心得、状態に応じて受けられる介護、医療、見守りなどの支援やサービスを紹介している。

 認知症の人との接し方では、「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」ことが重要と指摘。環境や周囲の対応を変えることで、ひとり歩きや「物が盗まれたと騒ぐ」といった行動も改善することがあるという。

 市では、認知症サポート医が加わる初期集中支援チームによる訪問や、家族の集いの場など支援体制が充実しており、そうした連絡先なども掲載している。

 ガイドはA4判の冊子で3千部を作成。地域包括支援センターや社協などに置いている。(北沢祐生)