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 2016年10月に起きた鳥取県中部地震の被災状況や行政の対応をまとめた「県中部地震記録誌」を県が作成した。将来の地震発生時に生かすためで、県内の図書館や県ホームページで見ることができる。

 県中部地震は16年10月21日午後2時7分に発生したマグニチュード6・6の地震で、倉吉市、湯梨浜町、北栄町で最大震度6弱を観測した。25人が重軽傷を負い、住宅の全・半壊、一部損壊は計約1万5400棟。収穫前のナシが落ちるなど約6350万円の農作物被害や、白壁土蔵群(倉吉市)の壁が崩れるなど文化財の被害があった。

 記録誌はA4判約150ページで、住宅や文化財の損壊状況を市町村ごとに写真を交えて説明。時系列を追って、自衛隊やボランティアの派遣、罹災(りさい)証明の受け付け開始など、発生直後から復興に向けた行政の対応を記録している。

 県は18年から記録誌の作成を始め、費用は約560万円。300部を印刷し、県内各市町村や各図書館、各都道府県にも配った。印刷した冊子は一般には販売しないが、県のホームページ(https://www.pref.tottori.lg.jp/285267.htm別ウインドウで開きます)で閲覧、ダウンロードできる。(鈴木峻)