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 日本海や東シナ海の上空で23日、中国とロシアの爆撃機が日本の防空識別圏に入り、さらに竹島上空に領空侵犯したロシア軍の早期警戒管制機1機に対して、韓国軍の戦闘機が計360発余りの警告射撃をしました。外国の飛行機が近づいてきたら、自衛隊はどんな対応をしているのか――。そもそも「防空識別圏」ってどんなもの? 航空自衛隊の元航空教育集団司令官で日本戦略研究フォーラム政策提言委員の小野田治さん(64)に聞きました。

 ――防空識別圏について教えてください。

 まず、防空識別圏が何のためにあるかということからお話ししましょう。

 飛行機は飛ぶスピードが速いですね。自分の国に向かってくる飛行機はまずレーダーで捉えますが、沿岸から12カイリ(約22キロ)の「領海」の上にある「領空」に入ってからでは、たった数分で陸地の上空にやってきてしまいます。それでは時間が短すぎて対処できないので、領海・領空の外に線を引いて、そこに入ってきた飛行機がどういう飛行機か、敵か味方かを識別しているのです。

 ――安全か見極めるということですね。

 はい。安全ならば問題ありませんが、もし敵の爆撃機ならば対処しなければなりません。そのために、日本全体を囲うように防空識別圏の線が引いてあります。これは米軍が日本占領時に設定したものを、そのまま引き継ぎました。その後はほとんど変わっていません。

 ――各国の利害に関わりそうですが、国際法ではどう決まっているのですか。

 国際法の定めはありません。識別圏が設定されていても、基本的には何の根拠も縛りもなく、自由に飛行ができる公海上のエリアです。入ることに何ら制限はありません。

 ――中国は2013年、東シナ…

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