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(25日、高校野球宮崎大会 都城東5―1宮崎第一)

 都城東―宮崎第一の戦いは140キロ超の投手の投げ合い。宮崎第一の先発は左の川島隆志投手(3年)。対する都城東は有馬太玖登投手(2年)。共に大会屈指の速球投手だ。

 五回までは両投手とも三振や打たせて取る投球で、ロースコアの展開だった。

 一転したのが六回、機動力を駆使した都城東の攻撃。川島投手が四球と内野安打で無死一、二塁と走者を背負ったところへ三塁線のバント。このバント処理を焦った川島投手が一塁へ悪送球して同点とされてから、内野の守備が乱れだした。

 無死二、三塁から内野安打で1失点。さらに三本間での三塁走者の挟殺プレーが乱れて2点を与えるなど、この回だけで5失点して主導権を奪われた。

 川島投手は「焦ってしまった」と振り返る。五回までに相手選手のけがの治療で十数分間の中断があったほか、五回終了後のグラウンド整備などでたびたび投球のリズムが崩され、「しっかり六回からトップギアに持って行けなかった」。

 リードした野村祥太郎捕手(3年)は川島投手の出来を「いつも通りだった」と話した。しかし左翼から内野の守備を見守った有川倫太郎主将(3年)は「六回は(川島投手や内野の)集中力が足りず、焦りがでていた」。一塁を守った宇都龍成選手(3年)は「もっと(川島)隆志に声をかけていれば」と悔やんだ。

 川島投手は「打たれて負けたという気はしない。この悔しさは社会人野球やプロ野球に上がって活躍することで晴らしたい」と前を向いた。(菊地洋行)