[PR]

(25日、高校野球佐賀大会 佐賀北4―1鳥栖)

 佐賀北の久保監督のエース評は「粘り強い。信頼していた」。緩い球を操る軟投派左腕の川崎が1失点で完投。ノーシードから5年ぶりの歓喜をつかんだ。

 効果的だったのが、100キロ台の縦のスライダー。これに120キロ台の直球を織り交ぜ、鳥栖打線の打ち損じを誘った。五回2死満塁では4番打者に得意球を引っかけさせ、二ゴロに。三振も七つ奪った。

 久保監督は、2007年夏に全国制覇した時のエース。「ピンチで絶対に抑えるのが本当のエース」。甲子園で次々に強豪を倒し、「がばい旋風」を起こした監督の教えを胸に、左腕はほぼ一人で佐賀大会を投げ抜いた。監督にとっては、就任後初の甲子園。川崎は「まず1勝。監督に勝利を届けたい」と誓った。(甲斐弘史)