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(25日、高校野球茨城大会 霞ケ浦14―0常磐大)

 霞ケ浦のエース鈴木寛は試合中盤に早くも、高橋監督から告げられた。「1人で行くぞ」と。投げきる意思は固まった。

 序盤は140キロ台半ばの速球を軸に。相手打線が2巡目に入った三回からは、変化球も効果的に使った。「2アウトで優位なときに使う」というチェンジアップも決まり、七回1死まで1安打も許さず。被安打1、124球で完封した。

 試合前は、継投の可能性が高いと言っていた高橋監督だが「打たれる雰囲気がなかった」。2015年に茨城大会で初優勝するまで、決勝に進出した年は5連敗を喫していた霞ケ浦。点差が開いても、右腕に任せたのは「何が起こるか分からない」(鈴木寛)というチーム内の共通認識からだった。(井上翔太)