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(25日、高校野球福島大会 聖光学院5―3学法福島)

 「笑顔は魔法の腹決め!」「笑顔!笑顔!」

 八回表の攻撃に向かう学法福島のベンチは、明るい表情で叫ぶ選手たちで盛り上がりを見せた。

 直前の守備で、長打が出ればコールド負け、という状況をしのいだばかり。にぎやかな励ましに送られて打席に入った竹鼻優斗君(3年)は四球を選び、1死後、印部颯汰君(2年)の三塁打が飛び出す。森本律貴君(3年)も三塁打を放ち、2点差まで迫った。

 試合後、主将の深堀勇侍君(3年)は「このチームのテーマは『笑顔』。腹を決めて(覚悟して)プレーをするにも笑顔は大切だと思っている」と話した。

 印部君は3安打を放ちながら、九回表は2死一、二塁で右飛に倒れ、最後の打者に。ベンチ裏で泣きじゃくる印部君の肩を、深堀君がにこやかな表情で抱きながら、「泣くな、笑顔だ」と励ました。(戸松康雄)