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 かんぽ生命の保険を売る郵便局員が、契約者に対して保険をかける相手(被保険者)を短期間で変えさせる手口で、販売実績稼ぎをしたとみられることがわかった。「ヒホガエ」と呼ばれる。契約者は変更時の途中解約で少額の返戻金しかもらえぬ一方、局員は手当をもらえる。この手法を抑えるため、日本郵便は4月に手当の規則を見直した。

 かんぽの保険を巡っては、保険の乗り換えで顧客に不利益を与えたことが問題になっている。ヒホガエは乗り換えにはあたらない抜け道の販売手法だった。

 複数の郵便局員によると、典型的な手口は高齢の母(A)に養老保険などを契約してもらうケースだ。保険をかける相手の被保険者は長男(B)で、契約者の母が保険料を払う。

 ここまでは通常の流れだが、局員が新契約を取ろうと被保険者が次男(C)の別契約を母に勧めたとする。保険料負担が上がるなどの理由で断られた場合、長男の分の保険を解約させて次男が被保険者の新契約を結ばせる。ある郵便局では「AB契約からAC契約に変える」と呼んでいた。

 母は旧契約を途中解約するため、積み立てた保険料が違約金で目減りし、受け取れる返戻金が減る。高齢者らは被保険者などの内容を十分確認せず契約していた恐れがあり、局員の勧誘に従ったようだ。複数契約を結ぶお金の余裕がない人らにこの手口で営業するケースも多く、元局員は「契約者の家にお金がない場合、『ヒホガエ』を促していた」と話す。

 顧客に不利益を与える販売が横…

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