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 高校野球岡山大会で敗退した55校。試合後、監督は選手らを前にどんな思いを語ったのか。各球場で、記者がその場面に立ち会った。(華野優気、榧場勇太、小沢邦男)

玉野光南・田野昌平監督(47)

(1―4岡山東商=3回戦)

 顔上げよう。お前らの気持ちはようわかる。なあ。いつも言いよるように一生懸命お前ら頑張ったよ。揺るぎもねえ事実じゃこれは。勝って謙虚に、負けて堂々と。胸を張ろうみんな。間違いはしてきてねえ。見てみい、キャプテンは堂々としとるがな。ええか。応援してくれたみんなに感謝の気持ち伝えようや。一番お前ここで泣きてえよ。わしだって。しょうがない。これも勝負じゃ。悔いは残る。残らんことはねえ。でも胸張れ。これがお前らの野球じゃ。もういっぺん言うで。勝って謙虚に負けて堂々と。それだけのことをやってきた。立派じゃお前ら。ありがとう。

倉敷・知花弘使監督(35)

(7―8興譲館=1回戦)

 これが現実や。野球ってそんな甘くないからな。3年生はまだ野球続けるやつもいるから、これを糧にしてやっていかないと。ただな、やりきったよ。自分たちでやるべきことやったんだよ。誰も悔い残しているやついないと思うんだよ。特に3年生。全く打てんかったチームが、今日みたいに打って。それはお前らが辛抱強くやって来たからやろ。やりたいことやったよな? すべきことやったよな? 悔いはないやろうから。自分たちがやっていく野球っていうのは、1、2年生ももう頭に刻まれたと思うから、先輩たちの悔しさぶつけて、しっかりやろう。保護者に対しても下を向く必要ないし、しっかりあいさつして、あとは学校生活で恩返ししよう。

岡山城東・戸田英樹監督(55)

 (4―8玉野商工=1回戦)

 勝てなかったのは監督の責任、申し訳ない。ただ人生、先は長い。今日のようにミスをしたり劣勢になったり、思うようにいかないことはいくらでもある。そうしたときの立ち振る舞いが大切だ。今日のことを心に刻んで、人生の通過点としてこの先に生かしてほしい。大会に向けて一人ひとりがやるべきことをやってきたことは間違いない。(保護者に)堂々と胸を張って感謝のあいさつをしてほしい。

倉敷翠松・松浦潤弥監督(38)

 (2―9倉敷商=準々決勝)

 全く勝てなかったチームが、戦うごとに成長し、準々決勝まで勝ち上がり、校歌も歌うことができました。本当にありがとう。君たちは悪くありません。勝たせてやれなかった私の力不足です。ベンチは最後まで勝ってやろうとあきらめなかったし、応援団も最後まで頑張ってくれた。

 お前たちが目指したものは変わらないから。プロセスが大事だ。やってきたことは間違いないから。勝った、負けたという結果はでる。プロセスは最高だよ。胸を張って、これから過ごしていこうや。うちらしく、笑顔で終わろうや。

勝山・香川直樹監督(29)

 (0―10玉野光南=2回戦)

 全力を出し切った結果だった。しょうがない。一つ勝てて本当に良かった。このメンバーで野球ができるのはこれが最後だけど、悔いはないです。1、2年生は先輩の姿をよく見て、また明日から頑張ってもらえればと思います。今日に至るまで、いろんな人にお世話になった。たくさんの人の支えがあって、1回戦の勝利があった。今日は勝って恩返しできなかったけど、一生懸命に勝負する姿は見せられたと思います。保護者の皆さんにあいさつに行こう。