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 出版科学研究所は25日、今年上半期の電子出版物の推定販売金額を発表した。電子コミック(電子コミック誌も含む)が前年同期比で27・9%増の1133億円。海賊版サイト「漫画村」が昨年4月に閉鎖した影響があったとみている。

 電子出版物全体では、前年同期比22%増の1372億円。コミック好調の要因には漫画村の閉鎖のほか、1話ずつ読ませる「話売り」や無料試し読みなどで読者の裾野が広がっていることもあるという。電子雑誌は、シェアの大きい「dマガジン」の会員数の減少などを受けて同15・1%減の73億円だった。

 上半期の紙の出版物の推定販売金額も発表された。全体では同4・9%減の6371億円だった。

 書籍は同4・8%減の3626億円。樹木希林さんの「一切なりゆき 樹木希林のことば」(文春新書)などがヒットしたが、昨年の「君たちはどう生きるか」(マガジンハウス)のように市場を引っ張る作品は少なかった。雑誌は、同5・1%減の2745億円。13・1減の前年同期と比較すると、減少幅は縮小した。