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 23日午前11時、チキンやいなりずしを販売するオイナリアンぎのわん本店。出勤スタッフの高齢者8人中6人が身支度に時間がかかって間に合わない中、予定通りに「注文をまちがえるゆいまーるな喫茶店」が開店した。友利ヨシさん(87)=浦添市=は得意のカチャーシーを舞い、「いらっしゃいませ係」として開店待ちで列をなす客を歓迎。認知症の影響で、開店前は数分ごとに「ここ、どこ?」と口にした不安げな表情は次第に輝いた。

 近所の保育園児などひっきりなしの客に、地域の介護施設利用者から募った80~90代のスタッフは注文受け付けや袋詰め、会計とてんやわんや。「間違えても大丈夫」。自信を失いそうな時は、ボランティアサポーターが気遣った。

 チキンを頼んだはずがいなりだったり、チキン1個のはずが3個だったり。おつりも硬貨1枚ずつ手のひらに取り数えるため時間はかかり、思わず一緒に計算を手伝うお客さんもちらほら。業務を忘れ、何度も帰ろうとするスタッフもいて店内の笑いを誘った。

 開店は午後2時まで。開催のた…

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