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 和歌山県紀の川市で2015年2月、小学5年生の森田都史(とし)君(当時11)が刺殺された事件で、殺人罪などに問われた中村桜洲(おうしゅう)被告(26)が、懲役16年(求刑懲役25年)とした大阪高裁判決に対する弁護側の上告を24日付で取り下げたことがわかった。大阪高検も上告しない方針で、中村被告の判決が確定する見通し。

 16日の高裁判決は、高裁で改めて実施した精神鑑定の結果などから、被告の完全責任能力を認定。一方、被告が犯行当時は心神耗弱状態だったとした上で懲役16年を言い渡した一審判決はかなり重いとして、同じ量刑判断を示した。(遠藤隆史