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 関西空港を運営する関西エアポートは26日、空港島内のトイレの洗浄に使う中水の一部が海に流れる構造になっていたのを、開港した1994年以来見逃していたと発表した。大阪府は、瀬戸内海環境保全特別措置法などに違反しているとして、是正を求める警告書を出した。

 関西エアによると、同社は島内で出る汚水を処理してつくった中水は島内で100%利用し、海に流さない条件で同法の許可を府から取得。しかし実際は、一部が消防用水をためる池を通じ、雨水と混じって海に流れるようになっていた。

 2010、17、18年の計77日間は排水処理過程が不調で、窒素やリンの量が自主水質管理基準を超えた中水が海に流れ込んだとみられるが、同社は「専門家の試算の結果、環境への影響はない」としている。

 今年2月に同社に告発メールが届き、社内調査で判明した。許可と違う構造が見逃されていた理由は不明という。(加戸靖史)