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 授業の出欠確認に、ICチップ付きの学生証やスマートフォンを使う大学が増えている。顔認証システムを導入したところも。授業をさぼって、友人に返事を頼む「代返」の防止に役立つが、主な狙いは学生を見守ることにあるという。

 兵庫医科大(兵庫県西宮市)の講義室。授業の始めに、担当教員が最前列に座る学生にタブレット端末を手渡した。

 学生は端末を掲げ、内蔵カメラに自分の顔が写るよう画面を数秒見つめる。「○」印が表示されると「出席」になる。隣や後ろの学生に、次々と端末を回していく。

 「全国で初めての試み」と担当者。大学は今年4月、学生約470人の顔を登録し、顔認証による出欠確認システムの運用を始めた。座学の授業がある1~4年の講義室に、それぞれ4台のタブレットを備えている。

 これまでは出席カードに名前を書かせて回収し、教員がパソコンに入力。ミスを防ぐため、読み合わせまでしていた。座学の授業は4学年あわせて年間約1700コマ。「出欠確認にかかる手間が省けた」と教員は歓迎する。

 大学側は、学生の脱落防止にも活用したい考えだ。かつて精神的不調で欠席がちになった学生が、友人に「代返」を頼んでいたことがあったという。新システムでは出席状況が一目瞭然になる。

 導入を進めた鈴木敬一郎副学長は「大学にはホームルームの時間がなく、学生の見守りができていなかった。大学として学生の状態を把握できるようになる」と意義を強調する。

 阪南大(大阪府松原市)では、…

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