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(28日、高校野球埼玉大会 花咲徳栄11―2山村学園)

 花咲徳栄の絶好調の7番打者が、自らのバットで優勝をぐっと引き寄せた。

 一回、相手守備の乱れなどから2点を先取し、なお1死満塁で左打席に田村大哉君(2年)。低く強いゴロを意識し、外の直球を「苦手だった」流し打ちで三遊間へはじき返すと2点適時打に。「大事な場面で打てたのはこれまでの成果」と誇った。

 春季大会は、「我慢させる」と岩井隆監督からメンバー外を通告された。それでも腐らずバットを振り続け、課題だった逆方向への打撃や変化球への対応を磨き、この夏、花開いた。

 4安打の初戦を皮切りに、巧打を量産。準決勝では3安打、決勝では五回にも適時打を放つなど、今大会は通算打率6割6分7厘の大当たり。岩井監督も「十分な活躍」とたたえた。

 最高の舞台でも、この活躍を続けるだけ。「調子を維持して、甲子園でもチームに貢献したい」(笠原真)