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(28日、高校野球福島大会 聖光学院2―0日大東北)

 「ここまで投手が試合をつくるとは」。聖光学院の斎藤監督は、エース左腕・須藤の成長を熱っぽくたたえた。最速134キロながら、試合中の直球は120キロ台がほとんど。150キロ超の投手が注目される風潮とは対照的に、丁寧な制球で勝負するタイプだ。

 「自分が持っている以上のものは出せないから」と須藤。八回まで毎回走者を出しながらも連打を許さず後続を断つ。九回は3人でぴしゃり。効果的な内角攻めで完封し、「我慢比べで負けなかったのが勝因」と胸を張った。

 安打数は相手の5本を下回る3本。「決勝でこんな勝ち方をしたことは過去にない」と斎藤監督。戦後最長の13年連続出場となる甲子園で、進化を狙う。(松本麻美)