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 湯沢町の苗場スキー場で開かれていた「フジロック・フェスティバル2019」が28日閉幕した。

 東日本大震災をきっかけに始まった「アトミック・カフェ」の今年のテーマは表現の自主規制と沖縄。メディアアクティビストの津田大介さんを進行役に28日には沖縄県の玉城デニー知事が登場した。

 日米地位協定により在日米軍には日本の法律が原則適用されない。全国知事会も抜本的な見直しを要望しているが、玉城知事は沖縄以外ではあまり知られていないと指摘。沖縄県がドイツなど欧州4カ国の地位協定を調べたところ、その国の国内法を守ることが前提になっていた。玉城知事は「政府は見直しているというが、抜本的には何も変わっていない。米軍に聞いてOKをもらったものについて運用を改善しているだけだ」と批判。聴衆に「これは日本国と米国の協定。みなさんの上には鉄の鎖の協定がかぶさっていて、何かあればそれが適用される。沖縄だけの問題ではないんです」と話しかけた。

 また、知事選ではフェイクニュースで攻撃されたり、「沖縄の経済は米軍基地に依存しているのに、反対するとは非国民・売国奴だ」と批判されたりしたことを紹介。「全部の基地に出ていけとも言っていない。0・6%の面積の沖縄に、70・3%の米軍専用施設が集中している。それを本土並みにして欲しいと願っているだけ」と話した。(伊丹和弘