【動画】熊本・阿蘇神社で御田祭=長沢幹城、後藤たづ子撮影
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 熊本県阿蘇市の阿蘇神社で28日、御田植神幸式(通称御田(おんだ)祭)があった。国重要無形民俗文化財「阿蘇の農耕祭事」の一つで、神様に稲の育ち具合を見てもらい、豊作を祈願する。

 12の祭神がのるとされる4基の神輿(みこし)を中心に、神様の食事を運ぶ白装束の宇奈利(うなり)と呼ばれる女性たちや、田男・田女・牛の人形などからなる行列が街中や水田の横を練り歩いた。途中や戻ってきた神社では、田植えの行為になぞらえ、参列者らが神輿に向かって稲を投げた。たくさん稲が乗れば豊作になるとされる。

 神社では2016年の熊本地震からの復旧工事を進めながら、地域での大きな役目である行事を続けてきた。倒壊した楼門、拝殿も近く再建の工事に取りかかる。今月、新たに就任した阿蘇惟邑(これくに)宮司は神事でのあいさつで、「皆様の支援のお陰と感謝します」と述べた。(後藤たづ子)