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 クジラや捕鯨に関心を持つ人が集まって学ぶ「第10回和田浦くじらゼミ」が27、28の両日、千葉県南房総市の市和田地域センターで開かれた。県内や近県から約50人が参加し、商業捕鯨が今月から再開された経緯などを学んだあと、クジラ料理を味わいながら交流した。

 ゼミは地域の捕鯨文化に理解を深めてもらおうと、NPO法人「ネイチャースクールわくわくWADA」が2009年から開いている。

 27日は沿岸小型捕鯨を続ける外房捕鯨の庄司義則社長が、昨年12月に政府が商業捕鯨の再開を決めた経緯などを説明。今月から商業捕鯨でオホーツク海でのミンククジラ漁に参加したが、捕獲枠が32頭と少なく「小型捕鯨業界としては落胆した」などと話した。これは国際捕鯨委員会(IWC)が採択した捕獲枠算出方式によるものだとして、「算出の主な根拠となるクジラの『目視調査』が日本海では十分に実施されておらず、実施されるようになれば増えるものと期待している」などと話した。

 夕方に開かれた懇親会にはツチクジラとミンククジラの刺し身や竜田揚げ、南蛮漬けやバーガーなどが並んだ。参加者は「刺し身は身より皮の方がうまい」などと感想を述べ合いながら、次々と箸を伸ばしていた。(川上眞)