アメリカの情報機関トップ辞任へ トランプ氏と意見対立

ワシントン=渡辺丘
[PR]

 トランプ米大統領は28日夕、米政府の情報機関を統括するダン・コーツ国家情報長官(76)が8月15日付で辞任し、後任に共和党のジョン・ラトクリフ下院議員(53)を指名すると、自身のツイッターで明らかにした。

 トランプ氏はコーツ氏の「偉大な仕事」に謝意を示し、ラトクリフ氏が「愛する国のために指導力を発揮するだろう」とつづった。トランプ氏が昨年7月、フィンランドでのロシアのプーチン大統領との会談後の記者会見で、2016年の米大統領選への介入を否定するプーチン氏に異議を唱えなかったことに対し、コーツ氏は「ロシアが介入したことは明らかだ」と反発する異例の声明を発表した。

 トランプ氏が離脱を決めたイラン核合意や、成果として誇る北朝鮮の非核化交渉などについても、意見の相違が目立ち、米メディアではコーツ氏が更迭されるとの観測が出ていた。

 コーツ氏は上院議員や駐ドイツ大使などを経て、トランプ政権の発足に伴い、中央情報局CIA)や連邦捜査局(FBI)などを統括する国家情報長官に就任した。(ワシントン=渡辺丘)