拡大する写真・図版自らの経験を話した女性(中央)=7月、名古屋市

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 大阪地裁の法廷に、被告人の男性(48)がスーツ姿で現れた。傍聴席最前列に座った女性(49)は、男性の背中を凝視した。

 男性は女性の元恋人だ。当時、女性の中学生の娘に、同居していた立場を利用し性交させたとして、児童福祉法違反の罪に問われている。男性は、性交していたことを認めている。娘が精神的に不安定になると、家を出て行った。

 「中学生になり体が大人っぽくなった」「隣の部屋にきょうだいがいたので、条件がそろったときだけ」。男性は終始、神妙な面持ちで語った。被害者への気持ちを聞かれ、「毎日思い返し、どうしてあんなことしたのかと思って生活しています」と涙声になった。

 男性はSNSに満面の笑みを浮かべた写真と充実した生活ぶりを載せている。「口だけ。あれで反省していると判断されたらたまらない」。傍聴後、女性は憤った。

 裁判に至る経緯も険しかった。男性は逮捕後、釈放。焦った女性が弁護士の意見書を地検に出した。あとで担当刑事から、検察官は不起訴方針だったと聞いた。「精神的にきつい。一人じゃ闘えない」

 5月、大阪のフラワーデモに参…

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