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 愛知大会17日目の29日は岡崎市民球場で決勝があり、ノーシードから勝ち上がった誉が8―1で桜丘を下し、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。シード校の桜丘は初の頂点を目指したが、及ばなかった。第101回全国高校野球選手権大会は8月3日に抽選会があり、6日に開幕する。

先制で勢い 着実に加点

 誉は一回に先制して勢いに乗ると、着実に得点を重ね、先発全員の12安打で8得点を奪った。投げては杉本恭一君(3年)、山口伶生君(同)の左右両投手の継投で桜丘打線を6安打に抑えた。投打で相手を上回り、快勝した。

 一回、誉は先頭打者の内田力斗君(同)の中前安打などで2死一、三塁の好機を作ると、林山侑樹君(同)が左越えに適時二塁打を放って先制し、主導権を握った。

 四回には2四球などで得た1死満塁の場面で、手塚陸斗君(2年)が外角低めの変化球をうまくすくいあげる「技あり」の適時打で2点を加点。五回は死球と失策が絡んだ1死二、三塁の好機に、杉本君が2点適時打を放った。

 終盤の八回には1死二塁から沢野聖悠君(3年)、吉田卓矢君(同)、林山君の3連続長短打などで3点を奪い、勝負を決めた。

 左腕・杉本君、右腕・山口君は、ともに低めの制球が光り、相手に打たせた内野ゴロと内野フライは13個。併殺も三つ奪い、安定感のある投球を見せた。

 桜丘は六回、藤野翔多君(2年)、藤代実成君(3年)の連続安打と四球で無死満塁の好機を作り、併殺打の間に1点。九回には牧野玄武君(同)が相手の失策で出塁。堀尾陸君(同)が中前安打を放つなど1死一、三塁の得点機を作る粘りを見せたが、あと一本が出なかった。(井上昇)