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 沖縄県今帰仁村(なきじんそん)の漁港で3月に死骸で見つかったジュゴンの死因について、環境省などは29日、オグロオトメエイに刺されて体内に入り込んだトゲ(長さ約23センチ)によって小腸が破れて、腹の中の状態が悪化した可能性が極めて高いと発表した。

 検案書によると、右体側から右腹壁に穴が開いていた。多数ののこぎり歯状の突起を持つトゲは、ここから入り込んだとみられる。トゲは腸の動きに連動して約60センチ移動し、左腹壁に到達。それによって小腸が破れ、腸管内の内容物が腹の中に広がったと考えられる。他に死因に結びつくような目立った外傷や骨折はなかった。

 環境省沖縄奄美自然環境事務所と県、村が、死因を解明するために、国立科学博物館などの協力を得て解剖した。