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 29日にあった第101回全国高校野球選手権愛知大会の決勝では、誉(ほまれ)が春夏通じて初めて甲子園の切符をつかんだ。

 全国最多の188チームが参加した大会に、ノーシードで出場。1回戦から8試合を戦った。4回戦で昨夏甲子園に出た愛工大名電を破り、準決勝では中京大中京に競り勝つなど、強豪を次々撃破。制球力が持ち味の杉本恭一君(3年)と直球で押すエース山口伶生君(同)という左右の2投手の継投で勝機を見いだし、「戦国愛知」と呼ばれる大会の頂点に立った。

 誉は名古屋市北部の小牧市にある私立校。「尾関学園」として1983年に開校し、2009年に校名を変更した。校名は当時、教職員間で案を出し合って決まったという。「何度も口ずさみたくなるような音の響きと名前のインパクトが決め手」と尾関俊長校長。13年に野球部の専用球場を完成させるなど野球部を強化していた中での快挙に、尾関校長ら学校関係者は「これ以上の喜びはない」と顔をほころばせる。

 決勝後、学校には祝福や寄付の申し出などの電話が100件以上かかってきたという。ホームページもアクセスが殺到し、一時つながりにくい状態に。教員の一人は「うれしい悲鳴。(甲子園出場は)全校で一つになる機会をいただいた」と話した。(村上友里、土井良典)