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 スケッチブックから線画がそのまま抜け出したみたいな人物像。鳥取市在住の造形・版画作家、徳持耕一郎さん(62)が鉄の黒い線で生み出す鉄筋彫刻のテーマは、もっぱら、ジャズミュージシャンだ。演奏中の瞬間をスケッチで紙に捉え、その描線を鉄筋を曲げたり溶接したりして空間に再現する。

 ジャズをテーマに制作を続けて30年。その制作の軌跡が今月、初の作品集「Groove&Swing 線で奏でるJAZZ 鉄筋彫刻と版画」(B5判120ページ。税別3800円)として、美術専門書で定評のある青幻舎(京都)から出版された。徳持さんが手がけたライブのポスターやジャズ雑誌の挿絵、CDジャケット、セッションを空気ごと写し取ったようなスケッチも収められ、ページから音楽が聞こえてきそうな一冊になっている。

 「私もプレーヤーの一人、セッションの一部だと思っている」。スピード感とリズムを必死で捉えて、スケッチの筆を走らせる。日野皓正(てるまさ)、エディ・ゴメスら国内外の演奏家のツアーに運転手やライブの手伝いとして同行し、舞台袖からも演奏を描いた体験が得難い糧になっているという。作品集には、名プレーヤーとの交流のエピソードも紹介されている。

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