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 クレジットカード大手JCBの偽造商品券を知人に譲渡したとして警視庁は、指定暴力団山口組系組幹部の40代の男を偽造有価証券交付の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。譲り受けた一部を使用した容疑などで男の知人を逮捕し、入手先を調べていた。全国各地で5千枚以上が見つかっており、組織的犯行とみて解明を進める。

 捜査関係者によると、組幹部は東京都江東区に住む知人の40代の男に、1枚5千円のJCB偽造券計100枚を譲渡した疑いがある。うち半分は対価を受け取っていたという。

 知人の男は今年3~4月に都内の貴金属店や商業施設で、偽造券を使ってゲーム機など7万円分の商品を購入したなどとして、偽造有価証券行使などの疑いで逮捕された。偽造券について「人からもらった」と話していたという。

 警視庁はほかにJCB偽造券による被害を都内で十数件把握。長野県内では約600枚が使用されているのが見つかったほか、北海道でも被害が明らかになっている。いずれもホログラムがあるなど一見して本物との区別がつきにくく、券番号が「6」から始まるといった特徴があるという。