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 日本有数のセリ産地・宮城県名取市が「仙台せり」の名称で、地理的表示(GI)の登録取得に乗り出した。「せり鍋」ブーム沸騰で需要が急増する中、ブランドを守り、生産拡大につなげる狙いだ。でも、ちょっと待てよ。名取特産なのに仙台せりを名乗るのは、なぜ?

 名取川の伏流水がわき出す湿田地帯で、セリは約400年前からつくられてきた。品種改良を重ね、現在は緑鮮やかな「名取5号」や「名取6号」が主流。宮城は日本一のセリ生産県で、名取市が8割を占め、2017年度の生産量は270トンだ。

 市内にはJAから出荷する58人と個人販売27人の計85人の生産者がいる。だが冬場に水につかっての収穫は重労働で、セリ農家は後継者難。近年は生産量も作付面積も減っていた。

 そこに降ってわいたせり鍋ブー…

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