平和への誓い新たに 潜伏の洞穴も再現 横井庄一記念館

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滝沢隆史
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 「恥ずかしながら生きながらえて帰ってまいりました」――。太平洋戦争の終戦を知らず、敗戦から27年後にグアム島の密林で見つかった元日本兵の横井庄一さん(1915~97)。帰国後に名古屋市中川区で妻美保子さん(91)と暮らした自宅の一部が、記念館として公開されている。

 美保子さんは、横井さんが帰国した72年に見合い結婚した。「庄一さんは見合いの席で会うなり、あいさつもなく『興味本位で見に来たんだろう』って。私が怒ったら、『怒ってくれる人が好き』だって。すぐに気持ちが固まりました」と述懐する。翌年、全国から集まった見舞金で現在の自宅を建てた。

 横井さんは遺言を四つ残したというが、その一つが「資料館のようなものをつくってほしい」。美保子さんによると、横井さんは生前、「みなさんの善意をお返ししたい」が口癖だったという。美保子さんは遺言に従い、横井さんが60歳から始めて没頭した陶芸の作品などを自宅1階に集め、2006年から個人で日曜日に公開し始めた。

 展示の目玉は、現地で横井さ…

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