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 東京・上野の東京国立博物館で開催中の特別展「三国志」(朝日新聞社など主催)で2日、来場者が10万人に達するのを記念したセレモニーがあった。埼玉県久喜市の中学校教諭、手塚大地さん(22)に銭谷真美館長から、展示品の俑(よう)をあしらった下敷きや図録などの記念品が贈られた。

 仕事帰りに訪れた手塚さんは、中学時代にカードゲームから三国志が好きになり、小説や漫画でも親しんできた。「全展示物が撮影可能と聞いたので、たくさん撮って子どもたちに見せてあげたい。撮影した自分の顔が武将に変身する『武将メーカー』も楽しみ」と笑顔で話した。

 2~3世紀が中国の「三国志」の時代。魏・蜀・呉の三つの国が覇権を争い、曹操、劉備といった英雄が活躍した。会場には、2009年に発見された曹操の墓から出土した、世界最古と目される白磁が展示されている。三国志ファンだけでなく、陶磁や古美術のファンの関心も高い。

 また三国時代、日本には邪馬台国があり、魏に使いを送っている。日本のみで出土する「三角縁神獣鏡」と通じる点がある遼寧省出土の青銅製の鏡も、この会場で公開されている。

 古代の日本人が追い求めたかもしれない当時最先端の文物が、約1800年たった今、集結した格好だ。条件つきながら、全作品を撮影できるのも好評。

 展覧会は9月16日まで。月曜休館(8月12日、9月16日は開館)。午前9時30分~午後5時(金・土曜は午後9時まで)。一般1600円など。詳しくは公式サイト(https://sangokushi2019.exhibit.jp/別ウインドウで開きます)へ。