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 腰への負担が大きい救急隊員の作業軽減を目指し、神奈川県海老名市消防本部は腰用の装着型パワーアシスト機器4台を7月から導入した。救急隊への導入は県内初という。

 消防本部によると、傷病者を救急車で運ぶ救急隊の仕事は、階段で人を運んだり、人を乗せたストレッチャーを持ち上げたりして、腰への負担が大きい。このため、救急隊員36人のうち、腰痛経験者や腰への不安を感じる人が半数以上いるという。

 導入したパワーアシスト機器は約3キロで、30秒ほどで装着できる。腰に巻いたベルトで脳から腰を動かす筋肉に伝わる微弱な信号を捉えて腰の動きを補助する。最大で約4割の負担軽減効果があるという。また、女性隊員も現在の2人から将来的に増加が見込まれ、男性との体力差を補う効果も期待されている。

 費用はレンタルで月に1台5万2千円。装着して活動する山本理紗さん(27)は「腰痛持ちなので、より不安なく活動できる」と歓迎する。一方で、狭い家屋などでは作業中にパワーアシスト機器がぶつかるなどの課題もあり、消防本部は効果の検証を続けるとしている。(豊平森)