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 JR福島駅前の「ホテル辰巳屋」が31日、営業を終えた。周辺の再開発事業に伴うもので、老舗ホテルが半世紀近い歴史に幕を下ろした。

 31日午前11時すぎ。普段と同じように最後の宿泊客がチェックアウトし、記念のイベントもなく、辰巳屋はひっそりと閉館した。辰巳屋は1899(明治32)年、現在の場所で料理店を創業。大正時代に「辰巳屋旅館」を開き、1973年、ビルを建設してホテルを開業した。レストランや宴会場を備えた市内初のシティーホテルで、結婚式をはじめ多くの催しも開いてきた。

 駅東口は再開発事業が進み、ビルは今後取り壊される予定。跡地周辺には複合施設の建設が計画されている。(小手川太朗)