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 今季で5年契約が切れるプロ野球阪神の鳥谷敬内野手(38)が31日、球団から引退勧告を受けたことを明らかにした。引退を受け入れるか、現役続行を希望して他球団への移籍を目指すのかは「なんとも言えない。いろいろ考えて決めたい」と態度を保留したが、今季限りで縦じまのユニホームを脱ぐことは、確実になった。

 鳥谷と球団側は29日に来季の進退について会談した。その席で球団側から「引退してくれないか」と引退勧告を受けたと説明。そのうえで、球団から来季に関する言及はなかったといい、「実際に球団から言われたわけではないですけど、事実上戦力外という感じだと思います」と語った。

 この時期に会談内容を明かした理由について、鳥谷はファンの存在をあげた。前日の試合終了後にこれまで以上に自分のタオルを掲げるファンの姿を目の当たりにし、「ファンの方に今シーズンで、自分はどういう形にしても、タイガースのユニホームは脱ぐということを伝えたいなというのが一番の思いです」とした。

 鳥谷は2003年秋のドラフト自由枠で早大から入団。1年目から遊撃手のレギュラーで活躍し、プロ野球歴代2位の1939試合連続出場も記録。17年には通算2千安打を達成した。16年目の今季は遊撃手のレギュラー奪回をめざしたものの結果が出ず、先発出場は8試合。代打での出場がほとんどで、30日現在、打率2割8厘、本塁打と打点はゼロと振るわない。