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 日韓の大学生が時事問題などを話し合う両国政府主催の交流プログラムが8月31日、ソウル市内であった。日本側の参加希望者が昨年を上回る一方、韓国側の応募は昨年比で約3分の1に減少。日本による輸出規制強化が始まった7月初旬に募集期間が重なったことが影響したとみられる。

 プログラムは1972年以降、毎年催されている。日本側からは例年200~400人が応募し、今回は昨年より約100人増えた。これに対し、韓国側は昨年約200人の応募があったが、今年は約70人に落ち込んだ。

 ソウル市内のとんかつ店でアルバイト経験があるという大学4年のキム・スンアさん(24)は参加前、友人から心配されたが「こんな時だから日本人に直接会って、何を思っているか確かめたかった」と話した。

 九州大学2年の大坪英里奈さん(19)は討論の過程で、韓国では植民地時代の被害を詳しく教えていることを知った。「日本では学ばない内容だった。相手が歴史をどう学んでいるか、違いを知るだけでも、反発の背景を想像することができる」と話した。(ソウル=清水大輔)