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 「南総里見八犬伝」のモデルとされる里見忠義(1594~1622)と忠臣の八賢士をしのぶ「第34回倉吉せきがね里見まつり」が1日、ゆかりの地の鳥取県倉吉市であった。甲冑(かっちゅう)姿の里見主従や伏姫らに扮した時代行列が白壁土蔵の街並みなどを練り歩いた。

 安房国(千葉県南部)の館山城主だった忠義は1614年に倉吉に転封され、事実上の配流の身となった。まつりは、最期の地・同市関金町と墓所のある市中心部の大岳院周辺で毎年行われ、関金町では主従の廟(びょう)の前での神事や子供歌舞伎などがある。時代行列は、市内のゆかりの地を結んでまつりを華やかに盛り上げようと始まり、今年で14回目を迎えた。

 この日は朝から大岳院で法要が営まれ、千葉や高知、福井、滋賀県などから訪れた里見家の子孫や時代行列の参加者らが焼香。法要後に出発した行列は、道中に寸劇も交えながら、里見主従から命名した大吟醸「八賢士」がある酒蔵・元帥酒造や7月に開業した複合施設「打吹回廊」など趣ある街並みをゆったり巡った。(斉藤智子)