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 1日、臨時国会が召集される。この日、国会議事堂に一番乗りしたのは、7月の参院選で比例で当選した日本維新の会の柳ケ瀬裕文氏(44)。朝5時20分に到着したといい、「今回の選挙では当選が決まるのが一番遅かったので、国会では先頭に立っていこうと」。東京は早朝から気温30度近い猛暑。滝のように流れる汗をぬぐいながら、「税金の無駄遣いをするなという国民の後押しを受けて来ている。『見てろ』という思いだ」と話した。

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 4期16年にわたって務めた北海道知事を経て、今回の参院選で初当選した自民の高橋はるみ氏(65)は「少しでも涼しく見えるブルー」のスーツで登院。議員バッジの重みを問われ、「82万以上の方々が『高橋』と書いてくれ、大変多い有権者の思いを頂いた立場での議員。北海道のためにしっかり働いていきたい」。

 記者団から取り組みたい課題を問われると、道内のほぼ全域が停電するブラックアウトが起きた昨年9月の北海道地震を引き合いに、「エネルギー基盤の脆弱(ぜいじゃく)性を厳しく認識を深めたのでしっかり対応する」と述べた。

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 総合格闘家として活躍し、立憲民主党から当選した須藤元気氏(41)は、1日午前8時20分ごろ、国会議事堂の正門に到着した。報道陣に囲まれ、「政治家になるのが10代からの夢。とてもうれしい気持ち」と述べて門をくぐった。

 今後取り組んでいきたいこととして、「食の安全と環境保護と平和外交」をあげた。自身が格闘家の頃から掲げてきた「WE ARE ALL ONE」(僕らは一つ)というメッセージに触れ、「世界平和を実現できるようにしたい。子どもじみた理想論に聞こえるかも知れないけど、政治家こそが理想を語るべきだと思う。日本を変えて世界を変えられるように頑張っていきたい」。国会を背にしてガッツポーズを取った。

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 前滋賀県知事の嘉田由紀子氏(69)は、永江孝子氏(愛媛)と新会派「碧水会(へきすいかい)」を立ち上げた。「日本の農業のベースが失われつつある。国会から活を入れたい」と話し、子育てや女性参画、災害対策にも力を入れたい考えを示した。

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 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画が争点になった秋田選挙区で、無所属の野党統一候補として初当選した寺田静氏(44)は1日午前9時半ごろ、参議院の正門前に到着した。「大きなことはできないかもしれないが、今お困りの皆さんの不安や悩みを払拭(ふっしょく)できるよう頑張りたい」と緊張した面持ちで話した。

 グレーのスーツの左襟部につけたバッジについて問われ、「改めて責任の重さを感じました」。陸上イージス配備阻止については「できることは全てやりたい。県選出の与党の先生からも『あの場所はおかしい』と声をあげてもらえるよう、理解の輪を広げたい」と意気込んだ。

 寺田氏は、陸上イージス配備計画への反対を一貫して主張。自民現職候補との事実上の一騎打ちを制した。

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 同性愛者であることを公表している立憲民主党の石川大我氏(45)は、性の多様性を示す虹色の旗を片手に、国会正門前で支援者らと記念撮影した。「やっとこの日を迎えることができた。全国の皆さんにいただいた『同性婚YES』の声を国会で生かしていきたいと思います」と述べた。