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 瀬戸内海の島を中心に3年に1度開かれ、各地に広がる地方芸術祭の代表格となった瀬戸内国際芸術祭。4度目となる今年は春、夏、秋の3会期で新作88点を含む全214作品が展示され、空き家や古い家財道具、自然といった地元の素材を活用したインスタレーションなどが並ぶ。夏会期開催中の島々を巡った。

 女木(めぎ)島で目を引くのは、かつて瀬戸内海などに存在した船上生活者の住居をモチーフにしたKOURYOU(コウリョウ)の「家船(えぶね)」だ。「家船が奇跡的に現代まで残っていたら」と想定した家の中は古新聞や布団など過去の生活の痕跡を残す一方、壁や床は未来の生命体のような異形の物体に侵食され、変化しつつある。

 近くの海水浴場沿いでは、椅子に座ってハンドルを回すとからくりが動いて瞑想(めいそう)的な音を立てる中里繪魯洲(なかざとえろす)の「un… こころのマッサージサロン」など「島の中の小さなお店」を集めたスポットがにぎわう。

 男木(おぎ)島でも、空き家を使った作品が2点、夏会期から新たに公開されている。遠藤利克(としかつ)の「Trieb―家」では朽ちた民家の天井から床下に向かって一筋の水が滝のように流れ落ち、水しぶきがかかる畳の上ではきのこや虫たちによる生命の循環が生まれている。

 坂道の脇に突如出現する真っ黒…

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