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 10月の消費増税まであと2カ月となったが、増税前の駆け込み購入の動きが鈍い。1日に発表された7月の国内新車販売は前年同月比4%増。2014年4月の前回の増税前に2~3割伸びたのと比べると、販売現場はいたって静かだ。住宅でも状況は似通う。専門家の間では、増税前後の消費の浮き沈みは前回より小さく、景気への影響も限られるとの見方が強い。

 業界団体が発表した7月の新車販売のうち、軽自動車は同0・6%減の15万8657台で2カ月連続の前年割れ。全国軽自動車協会連合会の担当者は「駆け込みはない」と言い切った。

 軽以外の乗用車やトラックは2カ月ぶりに増えたが、同6・7%増の30万799台にとどまった。

 7月末の平日。東京都品川区の日産自動車の販売店では来店客の数にふだんと大きな変化はなく、増税の影響はうかがえなかった。担当者は「前回の増税の2カ月前は駆け込みのお客がかなりいた」と話した。

 14年4月の前回増税時は、13年秋ごろに駆け込み購入が本格化。軽を含めた国内の新車販売は前年同月を2~3割ほど上回る水準で推移し、増税後は反動減で前年割れが続いた。

 一方、今年に入ってからは2ケタの伸びを示した月はなく、大きな増減は見られない。動きが穏やかな理由はいくつか考えられる。

 一つは、増税後の消費の落ち込…

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