【動画】排気筒の解体作業始まる 東京電力福島第一原発1、2号機=熊倉隆広撮影
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 東京電力は1日、福島第一原発の1、2号機の共用排気筒(高さ120メートル、直径3・2メートル)の解体作業を始めた。事故で放射性物質を外部に飛散させた施設が8年余りたち、ようやく解体される。事故によって高濃度に汚染された施設を解体するのは初めて。

 事故による損傷で将来倒壊するおそれがあるため、上半分を半年間ほどかけて撤去する。200メートル離れた遠隔操作室から大型クレーンでつり上げた装置を操り、排気筒を解体する。

 排気筒は事故発生時に原子炉格納容器から放射性物質を含む水蒸気を外部に放出する「ベント(排気)」に使われた。地面に近い部分は事故直後に毎時10シーベルト超、2015年時点で毎時2シーベルトの放射線量が計測されるなど、原発敷地内の屋外で最も放射線量が高い所とされる。(石塚広志)