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 ドイツのマース外相は7月31日、中東のホルムズ海峡などを航行する船舶の安全を確保するため、米国が主導してつくろうとしている「有志連合」について、「参加しない」と述べた。訪問先のワルシャワでの発言として、独DPA通信などが伝えた。同海峡での緊張をこれ以上高めないためとの趣旨で、米国とは一線を画す姿勢を明確にした。

 米国は日本やドイツなど同盟国に対し、船舶を守るための具体的な貢献をするよう促している。ドイツは、米国がイランに対して最大限の圧力を掛けようとしていることには「くみしない」との姿勢で、これまでも外交的解決の方針を繰り返してきた。

 欧州側は英国が中心となり、船舶の共同護衛などを提案している。ドイツ政府報道官は「英仏とも緊密な連携をとっている」とするが、英提案に同調するかどうかは明言していない。(ベルリン=野島淳)